戦後美術を中心とする東京都現代美術館の収蔵作品約5700点の中から、会期ごとに様々なテーマや切口を設けて作品を展示し、現代美術の持つ魅力を発信する「MOT コレクション」展。

1階では、「歩く、赴く、移動する　1923→2020」と題し、1923年の関東大震災直後に上京した鹿子木孟郎が被災地を歩き描いたスケッチから、2020年、移動の自由が制限されていたコロナ禍における同館での個展の際に制作されたオラファー・エリアソン作品まで、「歩く／赴く／移動する」をキーワードに多彩な作品で構成します。藤牧義夫の傑作《隅田川両岸画巻》（1934）を展示するほか、クサナギシンペイ、光島貴之、ワタリドリ計画（麻生知子、武内明子）の新収蔵作品などもあわせてご紹介します。

3階では、「特集展示　横尾忠則ー水のように」と題し、2021年に同館で開催した個展を機に収蔵された作品を中心にご紹介します。1960年代から近作まで、その変化に富んだ数々の作品に表れた「水」の表現に注目することで、新たな魅力を探っていきます。あわせて、横尾とゆかりの深い作家の作品も展示します。
また、今年生誕100周年を迎えたサム・フランシスの大きな絵画のシリーズもお楽しみください。

2023年12月2日（土）～2024年3月10日（日）

コレクション展示室

一般 500円／大学生・専門学校生 400円／高校生・65歳以上 250円／中学生以下 無料